保育園の入園を検討している方で、どのような流れで手続きをしたらよいか悩まれている方もおられるのではないでしょうか。とくに、はじめての申し込みでは、流れや必要書類がわからず不安に感じるのも無理はありません。

本記事では、認可保育園への入園の流れや入園申し込み時期、必要書類をご紹介します。また、制作時の注意点なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

保育園は何歳から入園できるの？

保育園の入園条件は施設ごとに異なり、0歳児を受け入れる場合は月齢の制限が設けられているケースが一般的です。たとえば、生後2か月から入園可能な施設もあれば、生後5〜6か月以降や1歳児以上が対象となる施設もあります。

なお、労働基準法が産後8週間の休業を母親に保障しているため、生後57日未満の乳児は基本的に保育園を利用できません。保育園を選ぶ際は、入園を希望する時期と施設の条件を慎重に確認しましょう。

 

 

保育園の入園申し込み時期

次は、保育園の入園申し込み時期について解説します。

• 認可保育園の場合
• 認可外保育園の場合

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

認可保育園の場合

認可保育園へ4月入園を希望する場合、競争率が高く、多くの自治体で前年の秋頃から申請が始まります。具体的な受付時期は広報や自治体のウェブサイトで案内されるため、事前に確認しましょう。

また、年度途中での入園を考える場合は、希望月の約2か月前から申請手続きが必要なケースが一般的です。たとえば、9月からの入園を希望する場合、夏の早い時期には準備を整えておかなければなりません。

さらに、職場や近隣の自治体の保育園を利用する場合は、受け入れ条件や申請手順が自治体によって異なるため、事前に確認する必要があります。

 

認可外保育園の場合

認可外保育園では通年で入園申請が可能な施設が多いですが、それぞれ園の運営方針によっては募集時期や定員に制限が設けられる場合もあります。4月入園を希望する場合、一部の園では認可保育園と同様に、前年度から受付を開始している場合もあります。

このため、希望する保育園の申請スケジュールや定員状況の事前確認が必要です。園のホームページや案内資料を確認するだけでなく、連絡して詳細を問い合わせると、確実な情報を得られます。

 

 

認可保育園への入園の流れは3ステップ

次は、認可保育園への入園の流れについて解説します。

• ステップ1.希望する園を見学する
• ステップ2.入園申込み書類を提出する
• ステップ3.入園内定通知を受け取る

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

ステップ1.希望する園を見学する

保育園への見学は必須ではありませんが、園の雰囲気や保育内容を確認できる良い機会です。通園ルートや保育士の対応、園児たちの様子を実際に見ておくと、パンフレットやホームページではわからない情報を得られます。

また、4月入園を希望する場合、申込書の提出時期に間に合うよう、見学の計画は早めに立てておくと安心です。園見学の予約は問い合わせると、スムーズに進められます。複数の候補がある場合は、それぞれの特徴を比較して、自分の希望に合った園を選ぶ判断材料にしましょう。

 

ステップ2.入園申込み書類を提出する

認可保育園への入園申請は、自治体を通じて行う必要があります。申請書類は役所の保育課で配布されたり、保育園見学時にもらえたりする場合もあります。申請には、勤務証明書や源泉徴収票などの追加書類が必要となるため、早めに準備をはじめておくと安心です。

近年では、郵送での受付のみとなる自治体もあるため、提出書類に不備がないよう細心の注意を払いましょう。不備が心配な場合は、役所の保育課で事前に確認してもらうのがおすすめです。

また、保育園は保育が必要な事情がある家庭を優先的に受け入れる施設であるため、申請書にはその理由を明確に記載しましょう。

 

ステップ3.入園内定通知を受け取る

認可保育園の4月入園を希望した場合、入園の合否通知は1月〜2月頃に届くのが一般的です。通知を受け取ったら、すみやかに内定先の保育園に連絡して、その後のスケジュールや必要な手続きを確認しましょう。

園によっては入園前の説明会や面談があるため、案内に記載された日時や持ち物を見逃さないよう注意が必要です。また、保育料の支払い手続きや、通園に必要な持ち物の準備も忘れずに進めておきましょう。

 

なお、入園説明会の服装については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事：入園説明会の服装は園の雰囲気で分けるべき？おすすめの服装や必要な持ち物を徹底解説！

 

 

認可保育園への申込みに必要な書類

認可保育園への申込みに必要な書類は、以下のとおりです。自治体や保育が必要な理由によって提出書類が異なるため、事前に確認しておきましょう。

• 保育所等利用申込書
• 児童の状況確認書
• マイナンバー記入用紙
• 保育の必要性を証明する書類

希望する認可保育園は、申込書に可能な限り多く記入しておくのがおすすめです。しかし、自治体によって記入可能な希望園の数が異なるため、募集要項をよく確認してください。提出期限までに正確な書類を揃えておくと、スムーズな申請が可能です。

 

 

保育園 入園流れでよくある3つの質問

最後に、保育園への入園の流れでよくある質問についてご紹介します。

• 質問1.保育園に入園するまでに準備が必要なものは？
• 質問2.保育園の準備に必要な物で手作りしないといけないものは？
• 質問3.入園前にやっておいた方がいいことは？

それぞれの詳しい内容についてみていきましょう。

 

質問1.保育園に入園するまでに準備が必要なものは？

保育園への入園が決まると、園から入園説明会や準備物リストが配布される場合が一般的です。それぞれ園で指定されるアイテムが異なるため、リストを確認してから準備をはじめましょう。主な準備物は、以下のとおりです。

• 通園カバン

よごれた衣類や作品を持ち帰る際に使用される。リュックサックや手提げバッグが一般的には多い

• 着替え一式

毎日2〜3セットの着替えが必要で、昼食後やよごれた際に着替える。保育園用として、丈夫でよごれを気にしない衣類を選ぶのがおすすめ

• おむつやおしりふき

0歳〜1歳の場合、おむつが大量に必要になり、1枚ずつ名前の記入が必要。おむつは、毎日4～5枚持っていったり、一気にまとめて持っていったりする場合がある

• 食事用エプロン

離乳食や幼児食が開始すると必要となり、保育園によって指定がある場合が多い。シリコン製よりも洗濯できるものが衛生的でおすすめ

• マグ・コップ

水分補給用に、家庭での準備をお願いされる保育園も多い。園で用意されている場合もあるため、事前に確認が必要となる

• お昼寝用布団セット

保育園によって指定がさまざまで、布団やシーツ、カバーのセットが必要な園もある。さらに、コットを使用している園では、コット用のシーツとかけ布団のみの場合もある

• 靴、靴下

靴は脱ぎ履きしやすいマジックテープのものがおすすめ。裸足保育の場合もあるため、靴下が必要かは確認が必要となる

• よごれもの用袋

よごれた服を入れる袋の準備を依頼される場合が多い。サイズや材質などの指定される場合があるため、確認が必要となる

 

質問2.保育園の準備に必要な物で手作りしないといけないものは？

保育園の入園準備には、手作りを求められるアイテムが含まれる場合があります。巾着袋やコップ袋などは、園ごとにサイズの指定がある場合が多いです。

手作りを推奨する理由には、子どもの使いやすさや愛着によって、大切に使う気持ちが育まれるためです。しかし、裁縫が苦手な場合や時間が取れない場合は、オンラインショップを活用するのもひとつの方法です。

近年は、ハンドメイド作品を扱うサイトで、指定サイズに対応した巾着袋のオーダーが可能です。オリジナルなデザインで、保育園の指定を満たすアイテムを簡単に揃えられるため、多忙な保護者の間で人気があります。

 

なお、入園グッズが購入できるおすすめの通販サイトについては、こちらの記事で紹介しています。

関連記事：入園グッズが購入できるおすすめの通販サイト7選｜必要なものや準備する際のポイントも解説！

 

質問3.入園前にやっておいた方がいいことは？

保育園では入園直後に「慣らし保育」を行い、子どもが徐々に新しい環境に適応できるよう配慮します。この期間をスムーズに進めるためには、事前に家庭で登園時間に合わせた起床や朝の準備を練習するのがおすすめです。親子で新しいリズムを試すことで、入園後の混乱を減らせます。

また、子どもには保育園についてポジティブな話をしましょう。たとえば、「保育園には楽しい遊び場があるよ」や「お友だちがたくさんできるよ」と伝えてあげれば、不安が軽減でき、楽しみな気持ちを育てられます。

 

 

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まとめ

本記事では、認可保育園への入園の流れや入園申し込み時期、必要書類をご紹介しました。

保育園の入園条件は施設ごとに異なりますが、0歳児の受け入れについては、月齢の制限が設けられているケースが一般的です。労働基準法が産後8週間の休業を母親に保障しているため、生後57日未満の乳児は基本的に保育園を利用できません。

また、認可保育園へ4月入園を希望する場合は、競争率が高く、多くの自治体で前年の秋頃から申請が始まります。具体的な受付時期は広報や自治体のウェブサイトで案内されるため、事前に確認しておきましょう。

一方、認可外保育園では通年で入園申請が可能な施設が多いですが、それぞれ園の運営方針によっては募集時期や定員に制限が設けられる場合もあります。園のホームページや案内資料を確認するだけでなく、連絡して詳細を問い合わせると、確実な情報を得られます。

さらに、入園前には、事前に保育園を見学をして様子を確認するのがおすすめです。申し込み書類は、自治体や保育が必要な理由によって提出書類が異なるため、事前に確認しておきましょう。

そして、入園準備についても、入園が決まり次第、早めに準備を進めておく必要があります。

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